変わり種ちーずの日常

きまぐれコラム。ポテチ片手に読んでみてね。

あいさつ

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い申し上げます。

 

そんな感じの堅苦しい挨拶を家族にし、一礼してから「あ、ねえねぇそこの醤油とって〜」などの何気ない会話が続くのが我が家のお正月。

 

お上品な家族でもないし、普段は全くそんな言葉遣いをしないのになんだか不思議な感じだが、私にとってはそのぎこちなさの中に「親しき仲にも礼儀あり」的な姿勢が見え隠れしている感じが心地よかったりもするのである。

 

あいさつといえば、我が家はなにかと挨拶に厳しかったような気がする。小さい頃から、「おはよう」「おやすみ」はもちろん、「ありがとう」「ごめんなさい」は、親しい仲では言わずもがなという気持ちになりがちだからこそ、厳しく躾けられてきた。

 

「明日会えなくなったときに後悔しないように、誰に対しても挨拶はちゃんとしなさい」

 

親の言うことをなかなか聞かなかった頑固な私ですら、母親からのその言葉は未だに常に頭の片隅に意識できるくらいに心に響いた。

 

そのため、人見知りではあるが出会う人には精一杯心を込めて挨拶をしている(つもり)。

 

加えてわたしの挨拶癖に拍車をかけたのが、中学校の時に入部していたバレーボール部の顧問の先生の教育だ。

 

先生はとても厳しく、とくに目上の人に対する礼儀や挨拶に関してはあの三年間でみっちり教わったと言っても過言ではないと思う。

 

もちろん今でも完璧ではないが、今よりももっと礼儀というものを全く知らず傍若無人だった私はめちゃめちゃに怒られ、しごかれた。

 

1年生の時、先生への挨拶を怠り無礼を働いた私の連帯責任(尻拭い)としてチーム全員で30分走らされたりして結構気まずい思いをしたのも今となっては良い思い出である。

 

挨拶は、最初にどっちがするか、探り合い的な側面もある。

 

まだ顔見知り程度の人とすれ違った時

 

「お??お??これは??」

 

人見知りの私は毎度テンパる。

 

そもそも私のことを覚えているのだろうか?

 

とりあえず…!

 

「こんにちは!」

 

すると相手側も、気持ちの良い挨拶を返してくれることがほとんどだ(恵まれてますね)

 

何度かそれを繰り返すうちに、今度は相手から声をかけてくれることもある。

 

人見知りな私はキョドる。

 

「え??私に言ってくれてるのかな??」

 

顔に出づらいけど内心めちゃくちゃ嬉しい。

 

挨拶は、私は貴方のことをちゃんと見てますよ、知っていますよ。のサインでもある。

 

基本的に一、二度話した程度では人に認識されていないという前提のもと生きているので、個人的にはこちらから能動的に挨拶をしてしまったほうがやりやすい。

 

人見知りな私でも唯一身につけることのできた挨拶というツール。

 

新年を機に、また新しい出会いがたくさんある。仲良くなれるかなれないかはまた別の話として、これからも挨拶はしっかりやっていきたいですね。

 

2019年もどうぞ宜しくお願いいたします😉